川口雄太の力が断トツ！

　今期降級の川口雄太が力の違いを見せつけてる。Ｓ級でも捲りを主体に幅ある戦法で勝ち星を挙げ、Ｓ級で培ったレースセンス、実力は格が違い当然中心的存在。３月佐世保完全優勝は初日は追い込みだが、準決、決勝は長い距離を仕掛けて状態も良さそうだ。佐世保の優勝を含め今期は８場所中４場所優勝。１着１１回、２着４回と抜群の勝率。各地区に強力な自力型が揃い激しいレース展開が予想されるが展開に応じた攻めで人気に応える。同県の吉川嘉人が川口雄太にマークして本線。大西裕も加われば四国ラインは強力。
　堅実マーカーとしてＳ級で活躍した山田敦也は３月大垣Ｆ２完全優勝。決勝進出率も高く安定した走りを披露。田口勇介が持ち味の先行力を発揮してレースを支配すれば別線の仕掛けを封じ北日本独占を狙う。
　争覇級の機動力を持つ荒川達郎は先行、捲りを使い分け安定した戦歴。実力者の小原唯志は機動型なので連係は微妙だがマーク陣も加わり結束なら関東ラインは強力な布陣。
　強敵を迎え撃つ南関勢の主力メンバーは地元の巴直也、小林稜武、稲葉一真。小林は自力を基本に展開次第ではヨコの動きも含め自在に立ち回る。地元戦に向け調整万全の巴直也が小林マークか好位から勝機を掴む。